第4章 新しいPTA運動の発展を目指して
第4章 新しいPTA運動の発展を目指して

【第4節 学校への支援・参加】地域ぐるみ活動への積極的な参画

4. 地域ぐるみ活動への積極的な参画

PTAは、以前から、青少年の非行防止、交通安全対策などを地域の関係団体と協力して、または連携組織に積極的に参加して行ってきている。

最近は、子供の状況の変化により、いじめ防止、薬物乱用防止などを内容とするものも増えてきている。
きめ細かな対応ができるようにと子供や親に対するPTAによる電話相談事業も行われるようになっている。

こうした問題対策型の活動のほか、より積極的に子供の環境を整備していくという活動も行われるようになっている。
ビデオ・図書・自販機の監視・規制などといったいわゆる環境浄化活動ばかりでなく、最近は、身近な場所に子供の遊び場を整備したり、戸外での遊び場や名所・旧跡・利用できる施設などをまとめた「ふるさとマップ」を作るなどというものである。

また、従来型の多くの団体が参加する協議会などは、ややもすると単なる情報交換・連絡協議に終わることも少なくない。
参加団体がそれぞれ役割を持って活動が行われ、実効のあがる運営が望まれるが、子供に関する場合は、その主力となるのはどうしてもPTAとならざを得ないことから、地域ぐるみでの活動の中でも主導的な役割を果たすことが望まれる。

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