第1章 PTAの誕生と発展
第1章 PTAの誕生と発展

【第3節 PTA運動の主要課題】協議会の組織活動

2. 協議会の組識活動

昭和28年(1948)12月、機関誌「日本PTA」が創刊された。当時の記事では、地方の活動紹介、米国PTA関連記事、両親教育などが多く載せられている。選挙に関連して、各政党の教育関連公約一覧などが載っているのも注目される。以降、全国の会員、各学校PTAと日本PTA全国協議会をつなぐ重要な機能を果たし続けることになる。年6回、奇数月に隔月で発行している。

昭和30年(1955)11月の第3回日本PTA全国研究大会(熱海市)で初めてPTA文部大臣表彰が行われ、以後、毎年、日本PTA全国協議会の推薦する優良PTAに対し、文部大臣表彰が行われるようになった。

昭和31年(1956)の大会では、全国協議会結成の10月15日を記念して、その日から1週間(10月15日~21日)を「PTA週間」と定めてPTA運動の振興を図ることとにした。以後、毎年続けられることとなった。

また、当時、全国協議会では、PTA関係者や学識経験者を委嘱し、PTAに関し調査、審議、建議、具申などを行う「審議会」を最高諮問機関として設置している。

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