国際交流・国内研修事業
国際交流・国内研修事業

令和5年度 国内研修事業

令和5年度 国内研修事業in渡嘉敷村 報告

「生きる力」を知る

令和5年度も、全国の中学2年生を対象に沖縄県の青少年施設を利用し、国内研修事業が開催されました。今までに積み重ねてきた国内研修事業の経験を役立て、子供たちが主体的・対話的で深い学びができるように準備をしてきました。

国内研修事業は、集団生活を通してコミュニケーション能力や他者への理解を高めるとともに、体験活動を通じて社会環境や自然環境への視野を広めることが目的です。

今回も5日間のプログラムには、全体で行う活動とグループで行う活動とがあり、それぞれにおいて、子供たちは、自分で考え行動することの重要性やそれに伴う責任と仲間との対話の必要性を学ぶことができました。

特に、文化体験(エイサー体験・慶良間太鼓体験など)では、自分だけが技術を獲得しようとするのではなく、助け合い協力しながら演者が一つにまとまるように取り組んでいました。

そして、国内外の文化についての講話や琉球舞踊の鑑賞からも、多様な文化について知見を広げ、多くの人々と共に生きていくためには自分に何ができるのかを、自分の地域の未来を想像しながら探究していました。

また、海洋研修や火おこしでは、大自然の中で普段体験できない活動を行いたくさんの発見をしていました。大型カヌーやシーカヤックは、仲間と意見を出し合い合意形成を図りながら動かし、火おこしは、何度も挑戦する諦めない強さや少しの工夫で成功できる喜びなどを体感することができました。

最終日の活動である、未来に向けて自分がチャレンジしていくことを宣言する「チャレンジ宣言」では、一人一人が5日間で学んだ全てを思い返し、思い思いの言葉を連ねて発表していました。

この国内研修事業に参加して、子供たちは、人と繋がることの大切さや自分の知らない世界が広がっていることを知ったことと思います。そして、諦めないで挑戦することのすばらしさも実感できたのではないでしょうか。参加した子供たちが自分の地域に帰り、この経験をいかすことにより、多くの子供たちの成長によりよい影響があると思っております。

国内研修事業の開催にあたり、ご協力いただいた皆様ありがとうございました。

実行委員長 比嘉里奈

実施要項

令和5年度は、青少年の国内交流及び国際交流(定款第4条3項)に基づき、 全国の中学2年生男女を対象に国内の青少年施設において、集団宿泊を通して、 コミュニケーション能力や他者への理解を高めるとともに、体験活動を通じて 社会環境や自然環境への視野を広めるための「研修事業」を行います。

期  間 令和6年3月26日(火)~30日(土)
開催場所 国立沖縄青少年交流の家(沖縄県渡嘉敷島)・沖縄県立糸満青少年の家(沖縄県糸満市)

研修の様子

研修の様子

研修の様子

研修の様子

研修の様子

研修の様子

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